「定年まであと数年、何から手をつければいい?」
50代に入ると、老後や定年が急にリアルなものとして迫ってきます。でも何をどこから準備すればいいのか、全体像がなかなかつかめないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、同じ50代として実際に取り組んでいることをもとに、定年前にやっておきたいことを「お金・健康・暮らし」の3つに分けて10項目まとめました。
全部を一度にやる必要はありません。まず1つから始めてみてください。
お金まわり
1. 年金見込み額を「ねんきんネット」で確認する
老後のお金を考えるとき、まず把握しておきたいのが年金の見込み額です。「ねんきんネット」(日本年金機構の公式サービス)にアクセスすると、自分が将来受け取れる年金の見込み額を確認できます。
あわせて検討しておきたいのが、年金の繰り上げ受給・繰り下げ受給です。
- 繰り上げ受給:65歳より早く受け取れるが、受取額が減る
- 繰り下げ受給:75歳まで遅らせると、受取額が増える
私自身もそろそろ真剣に考えなければと思っているところです。健康状態や生活費の見通しによって最適な選択が変わるので、早めにシミュレーションしておくことをおすすめします。
2. 退職金の受け取り方を事前に調べておく
退職金は一括受取と年金受取で、税金の扱いが大きく変わります。
一括で受け取ると「退職所得控除」が使えてお得な場合が多いですが、年金形式で受け取る方が良いケースもあります。会社の退職金規程を確認し、どちらが自分に有利か早めに調べておくことが大切です。
定年の数年前から把握しておくと、NISAや他の資産との組み合わせも考えやすくなります。
3. NISAの積立を見直して満額に近づける
新NISAの年間投資枠は、つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円で合計360万円、生涯投資枠は1,800万円です。定年までの数年間は人生最後の資産形成期。できるだけ多くの枠を埋めることを意識して、積立額を見直してみてください。
私は2024年の新NISA改正をきっかけに、つみたて投資枠を月10万円の満額に引き上げました。さらに成長投資枠(年間240万円)もできるだけ使い切るよう意識しています。正直、家計的には少し苦しいところもありますが、「今が最後の資産形成期」という意識で続けています。
4. 不要な保険を見直して固定費を削る
50代になると、子どもの独立や住宅ローンの残高減少などで、必要な保険の内容が変わってきます。
加入したままになっている保険を一度見直して、不要なものは解約または減額を検討しましょう。浮いた保険料をNISAの積立に回すことができれば、老後資金の準備にもつながります。
健康まわり
5. 人間ドックを受けておく
50代は生活習慣病のリスクが高まる時期です。会社の健康診断だけでなく、人間ドックでより詳しく検査しておくことをおすすめします。
病気の早期発見は、健康面だけでなく医療費の節約にもつながります。定年後は健康保険の条件が変わる場合もあるので、現役のうちに受けておくのが得策です。
6. 歯のメンテナンスをしっかりやっておく
歯の健康は、食事の楽しみや全身の健康にも直結します。定年後の生活を豊かにするためにも、50代のうちにしっかりメンテナンスしておきたいところです。
私は定期的に歯医者に通うようにしています。治療が必要な箇所は現役のうちに対処しておくと、定年後の出費を抑えることにもなります。
7. 運動を習慣にして体力をつけておく
老後の生活の質を左右するのが、体力と健康です。50代のうちに運動習慣を身につけておくことが、その後の人生に大きく影響します。
私はランニングを続けていて、年に1回はフルマラソンに出ることを目標にしています。毎朝の朝ランが日課になっていて、体力維持だけでなく気持ちの切り替えにもなっています。
「何か運動をしなければ」と思っている方は、まずは週2〜3回の散歩から始めてみてください。続けることが一番大切です。
暮らし・生き方まわり
8. 仕事以外のコミュニティや趣味を持つ
定年後に孤立しないために、現役のうちから仕事以外のつながりを作っておくことが大切です。
私はランニングアプリで知り合った人たちと、大会でリアルに会うようになりました。仕事とは全然関係のない人たちとの交流が、生活に新鮮な風を運んでくれています。
コミュニティは無理に増やす必要はありません。「ここにいると居心地がいいな」と感じる場所を大事にすることが、長く続けるコツだと思っています。
9. 夫婦で老後の暮らしについて話し合っておく
定年後の生活設計は、できれば夫婦で早めに話し合っておきたいテーマです。
- どこに住むか(今の家に住み続けるか、住み替えるか)
- お互いの健康や介護についての考え方
- お金の管理をどうするか
正直なところ、私自身はまだ夫婦でじっくり話し合えていません。「そのうち話そう」と思いつつ後回しになりがちですが、これこそ早めに取り組むべきことだと感じています。
10. やりたいことリストを作る
50代になってから意識するようにしているのが、「先延ばしにしない」ということです。
私が大切にしている考え方があります。「50歳を過ぎたら、あと寿命が1年だとしたら何をしたいか」を考えること。残りの時間を意識すると、「いつかやろう」が「今やろう」に変わります。
やりたいことリストを作り始めました。100個には程遠いですが、書き出したことをいつやるか、具体的に計画するようにしています。旅行、会いたい人、挑戦したいこと。リストを眺めるだけで、人生後半が楽しみになってきます。
まとめ
定年前にやっておきたい10のことをまとめました。
お金まわり
- ねんきんネットで年金見込み額を確認する
- 退職金の受け取り方を調べておく
- NISAの積立を満額に近づける
- 不要な保険を見直す
健康まわり
- 人間ドックを受けておく
- 歯のメンテナンスをしておく
- 運動を習慣にしておく
暮らし・生き方まわり
- 仕事以外のコミュニティや趣味を持つ
- 夫婦で老後の暮らしを話し合う
- やりたいことリストを作る
完璧に準備する必要はありません。まず1つ、できそうなことから始めてみてください。50代のうちに動き出すことが、人生後半を豊かにする一番の近道だと思っています。
NISAの積立についてはこちらの記事もどうぞ。
→ 50代会社員のリアル投資公開!毎月いくらNISAに回してる?
iDeCoとNISAの優先順位はこちら。

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